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【アサシンクリードローグ/レビュー】歴代作品の良いところを凝縮した感じ。これは隠れた名作だ!

ようやくアサクリローグの方、全クリしたのでレビューしていこうと思います。

いやー、結論から言ってしまうと「隠れた神ゲー」でしたねw

前作アサクリ4も少し前にレビューしましたが、本作はそんなアサクリ4の良いところは残しつつ、新たに追加された要素や楽しさが魅力的でした。

というわけでレビューしていきます。それではどうぞ。

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アサクリローグ/レビュー

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英仏が北米大陸で衝突した七年戦争の時代を舞台にしたアサクリシリーズのナンバリング作。

2014年に発売されたゲームなので「ちょっと古くない??」と思うかもしれませんが、最近は「アサシンクリードリベルコレクション」というアサクリ4と同梱されている超お得なソフトが発売されています。

(後で詳しくレビューしますが「古い」と思ったのを後悔するほどに良いゲームでしたよ)

主人公のシェイはとあることがキッカケでアサシン教団から抜けて、、、?そこから徐々に徐々に展開されるシェイの物語が大きな特徴です。

前作や前々作である、アサクリ4と3で活躍したキャラたちが活躍したり、過去作の良いとこどりをしたような作品で、ちまたでは「あまり知られていないのが悲しい」と言われることも。


実際として筆者も本作をやってみて「面白いのに知名度が低くて悲しいなぁ」と思いました。


なのでこの記事では思う存分、本作をプレゼンしていきますよ!!

戦略性が非常に高い戦闘

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前作、アサクリ4もステルスや真っ向勝負など、幅広い戦略性によって展開される戦闘が魅力的でしたが

本作はより幅広く奥深い戦闘を楽しめました。

例えば、新たに追加された爆竹を使って敵を1箇所に誘き寄せれば、集まってきたところに爆破グレネードをドッカーン!!なんてことも出来ちゃいますし、

暗殺(ステルス)も戦略性が高くなったと共に緊張感も高くなってヒヤヒヤします。

また、従来の戦闘通り「敵に敵を襲わせて共倒れをさせる」、「首吊り」も可能。


アサクリ4も優秀な飛び道具はあって戦略性に長けていたけど、本作はその戦略性を超えてきたな……

グレネードを追加したのがデカかった。おかげでスカッとジャパン並みにスカッとするよ(は?)


元々、アサクリシリーズはそこまで戦闘性が良いというわけではなかったのですが、ローグは「飛び道具」の種類が多いため自分にあった戦闘が楽しめるんですよね。

ちなみに本作に登場する飛び道具

  • ピストル
  • バーサーク&スリープダート(エアライフル)
  • 爆竹
  • バーサーク&スリープグレネード
  • 爆破グレネード
  • ロープダート(飛び道具?)

余談ですが、前作アサクリ4は飛び道具の入手速度に難点があったのに対し、本作は序盤〜中盤でこれらが全て手に入るのが高評価ポイントですね。

もちろん、戦略性なんて気にせず、真っ向から戦闘を仕掛けるのも本作の楽しいところ。自分のスタイルに合う剣や銃を買ってじっくりと相手との戦いを味わいましょう。

後ろからグサッとステルスで倒したり、カウンターを駆使して大勢と対決することもできます。


文章じゃ伝わらないかもしれないけど本作の戦闘はマジで楽しいよ!!


3つに分かれる個性豊かなフィールド

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本作は「ニューヨーク」「リバーヴァレー」「北大西洋」からなる3つのフィールドがあり,アサクリ4のようなシームレス形式のオープンワールドではなくウィッチャー3のようなフィールド毎ロード形式のオーピンワールドとなっています。

マップをある程度回った感想としては、それぞれに多彩な作り込みがなされており,宝やシンクロポイント、ギャングの拠点など探索要素が豊富にあって空間に無駄がないなと。

また3つそれぞれの景色は全く異なるので見劣りすることもなく、当時の豊かな景色を思う存分楽しめます。

北大西洋にはペンギンやホッキョクグマが生息していて可愛げな姿を見れますし,ニューヨークは当時の街並みを忠実に再現していて、自由軽快に走り回ることができます。リバーヴァレーは安定して楽しいフィールドといった感じでしょうか。

グラフィックもなかなか良いので歩いているだけで楽しいかも。

テンプル騎士団に寝返ったアサシンの物語

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※ここはネタバレあり。飛ばすことを推奨※

全体的な話のボリュームは歴代のアサクリシリーズと比べると、若干短い気もしますが

起承転結がしっかりとしていて、何の引っかかりもなくストーリーにハマることができました。

元々味方だった人物を殺すことになったシェイの気持ちや、新たに繋がりを持ったテンプル騎士団との関わりを綺麗に描いており、非常に没入感の高い物語となっています。

個人的にシェイ(本作の主人公)は、同じ味方殺しでも悪いことをするために味方を殺しているわけではないというのが、より悲しいなぁ…と思いましたね。

世界をよりよくするためのトレード・オフみたいなものなんでしょうけど……

まさに本作は「断捨離」を物語のテーマにしたゲームといっても過言ではないかもしれません。何かを新たに得るためには何かを捨てなければいけない。

それは人間同士でも同じであって、自らの正義を貫くには自らを育てた教団を抜けて味方を殺すしかないんですよねー。

ほんと大人だなぁって思う。いやぁシェイくんかっけぇわ。


悪かったところ

悪いところもあります。

こちらもありのまま書いていきますね。

主人公がテンプル騎士団に寝返る動悸に頷けない

個人的に、シェイがテンプル騎士団に寝返る動機に100%で頷くことは無理かなー。

危険なものを使って世界を動かそうとしているアサシン教団に不信感を覚えるのは当たり前だけど、

いきなり「何してんだよ!お前らのこと信じられないからテンプル騎士団に行くわ!!」って言われても、えぇって感じです。

まぁあんだけ災害を起こしてしまったから冷静な判断ができないのも当たり前かもしれないけどね……。

海戦はもう一捻り欲しかった

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そうそう、本作も前作同様に海戦要素があるのですが、もうちょっと前作とは違った方向性がよかったなぁと。

もちろん、、ジャックドー号よりも旋回性の高い船が使えて操作性が向上したのは良いですし、敵が自分の船に乗り込んでくるのもよりリアルで魅力的で良いんですけどね。

ただ、やっぱり根本的に海戦の戦い方を変えても良かったんじゃないかと思います。

アサクリローグの総評

全体的には概ね神ゲーといえるクオリティーではあると思う。

アサクリシリーズの醍醐味であるパルクールの快適性・爽快感は失われることなく主にニューヨークの街を駆け回ることができるのは、非常に魅力的で楽しい

飛び道具が大量に追加されたことで戦略の幅が広がり、自分の好きなスタイルを貫けるようになった。本作一番の特徴と言っても過言ではないかもしれない。

物語の展開スピードは少し早いと感じるかもしれないけど、休日の暇な時間にちょろっとやるといった感じならGOODかも。

次作、アサクリユニティに繋がる点もあるので、今からアサクリユニティを始める方もやってみて良いかも。というかやってほしい。

あっという間に終わるゲームなので思いのまま楽しんで。きっとあなたのゲーム史に良い意味で傷を残すはずです。