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「It Takes Two」レビュー。中盤までは最高にワクワクするが、終盤で燃え尽きる作品

今回は2人プレイ専用ゲームの金字塔「It Takes Two」をレビューしていきます。

結論を言うと、全体的にはよくできた濃密なゲームだった反面、終盤になってくると中盤までに感じていたワクワクが薄れ、それがギャップとして作りの粗さを感じてしまいました。

確実に中盤までは面白すぎる作品で、少しでも興味があるなら買うべきと思います。ただ、全クリまでプレイしようとしているなら注意した方がよいです。

一緒にプレイした人(2P)
→主にスマホゲームをプレイし、コントローラーでプレイするゲームは不慣れ。そんな彼女でも楽しめました。不満点もあるそうなので後ほど触れます。

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It Takes Two

本作は2021年に発売された2人プレイ専用ゲームです。対応ハードは「Switch、PS4/5、XBOX SeriesX/S、PC」。

とあることをきっかけに、小人サイズの人形となってしまったコーディとメイ(離婚寸前の夫婦)が、元の姿に戻るための方法を探すため奇妙な世界を冒険していきます。

ゲームオブザイヤー受賞作でもある本作の良かったところ、惜しかったところについて語ります。

驚きとワクワクに満ちたゲーム体験

ゲームをやったことがない人あるいは苦手な人、反対にゲームが得意な人。どんな人でも「これは面白い!」と思えるのが本作の特徴です。

ゲーム冒頭では、離婚寸前の夫婦が突然人形になるところから始まりますが、ここからすでに2人の協力プレイによって物語を進めることになります。

ただの協力プレイかと思いきや、蓋を開けてみれば様々なジャンルのゲームが一本に凝縮された躍動感のあるゲーム体験。これがものすごく楽しかったんですよね。

イクラダンジョンズのような遊び

格ゲーのような展開になることも

遊んでいれば確実に一緒に遊ぶ人と盛り上がること間違いなしの展開が続いて、無駄が一切ありません(ただし終盤は除く)。

2Pに感想を聞いたところ「驚きがあって楽しかった」と言っていました。確かに本作の魅せるゲーム体験は驚きに満ちていたと思います。

迫力ある演出に、遊び心満載のマップ、隙のないゲーム体験。少なくとも序盤から中盤は最高に楽しめる内容でワクワクしました。

ゲームが苦手な人でもなんとかできる絶妙な難易度

本作の魅力は「難易度が非常に絶妙」という点にもあります。

ただ漠然と協力していくのではなく、少し頭を使ってどうやったらクリアできるのかを2人で模索しなければいけない。

こう聞くと難しく感じますが、例えば強いボス相手にも1人がカバーすれば、ゲームが苦手なもう1人も貢献することができます。それがゲームが苦手な人でも飽きづらくなっている要因になっているんですよね。

コントローラーに不慣れな2Pは「難しいけどコツを掴めばできる」と言っていて、単純な操作性についても簡単すぎず難しすぎないのかなと思います。

インターネットでどこでも一緒に遊べる

本作はローカルだけでなく、インターネットを通じてどこでも一緒に遊ぶことができます。

例えば、友達の家に遊びに行ったらPS51台とコントローラー2つで遊んで、家に帰ったら自分のPS5を使ってインターネット経由で一緒に遊ぶみたいな感じですね。

そして、これまた凄いのはインターネットで遊ぶ時でもソフトが1つあれば2人で遊べるという点です。

本作には自分がソフトをもっていなくても、ソフトを持っている人と遊ぶことができる「フレンドパス版」というものがあります。

これ単品では遊ぶことができませんが、ソフト所持者から招待してもらうことで仮のソフトとして機能し、完全無料で遊ぶことができるんです。

もちろんソフト所持者がいること前提ですが、わざわざソフトを2つ買わなくてもいいのは素晴らしいと思いました。ただし、クロスプレイには対応していない点には注意してください。

惜しかったところ

全体的にはよくできた作品で何も言うことはないと思っていたんですが、とある地点で印象が変わってしまったので、それについて言及します。

スノードームあたりで水増し感が出てくる

本作は進めていくと、広大なマップである「スノードーム」で冒険することになります。ここも面白いギミックがあるんですが、同時にゲームの水増し感(薄いコンテンツでボリューム増やした感じ)が出てくるのもここからでした。

私だけでなく、2Pも「(スノードームに入ってから)何をすればいいのか分からなくなった」と言っているので、操作キャラによって退屈になるというわけでもありません。

簡単に言うと、序盤から中盤までは”遊び”に洗練されていたのが、ただマップが広くなって目的が見えづらくなっていくんです。ただ長い作業を淡々とこなすイメージを想像するといいかもしれません。

さらに言えば、そこでのストーリー展開も悪かったと思います。

というのも、私たちからするとスノードームにたどり着いた時点で「もう終わる一歩手前ぐらいかな?」と思っていたんです。

ですが、あるキャラクターが「まだ終わらないよ(むしろここからが本番だよ)」みたいなことを言うので、終わりの見えないように感じてしまう。

要するに、ストーリーは全然進まない(ふうに感じる)し、肝心の遊び部分も水増し感がある。だからこれ以上進める気がなくなるんですよね。

コンテンツを薄くするぐらいなら、ストーリーをもっと凝縮して、5時間程度で終わってもいいから全体のゲーム体験を向上させてほしかったなと思います。

まとめ

どうでしたか?

本作は1人でプレイすることはできませんが、一緒にやってくれる1人でもいるなら絶対にやるべきです。

そのぐらい楽しかったし、非常に満足する作品でした。まぁだからこそ終盤になると、お腹がいっぱいで「まだ終わらないのか…」と思ってしまうのかなと。

それでも本当に良かった作品だったので、ぜひとも本作を手掛けた「ヘイズライト・スタジオ」が新たに出した「スプリットフィクション」もやってみたいですね!

それではここまで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。