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【スパイダーマン2/レビュー】シリーズ初プレイでも十分楽しめる。PS5を買ったら必ずやるべき傑作

今回は「スパイダーマン2」をレビューしていきたいと思います。

トロフィーコンプリートまでのクリア時間は約30時間。唯一無二のゲーム性で全クリした後でも楽しめる、そんな最高の傑作でした。

過去作のプレイに問わず、比較的に誰でも遊びやすいゲームだと思うのでPS5を買ったら是非プレイしてほしいですね!

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スパイダーマン2

本作は誰でもあのスパイダーマンになれるアクションアドベンチャーゲームで、インソムニアックゲームズが開発したPS5独占タイトルです。

過去作である「スパイダーマン」の主人公ピーターと「スパイダーマン マイルズモラレス」の主人公マイルズが2人が共演するW主人公となっており、新たな敵や街がPS5の圧倒的な性能によって描かれます。

果たして過去作をやっていない私でも楽しめるのか?そういったこともレビューしていきたいと思います。

PS5への最適化が凄まじい

まず、なんといっても本作はPS5独占タイトルなこともあって、その最適化が凄まじいです。

具体的にはロード画面が一切ないファストラベル、圧倒的な処理速度によってスパイダーマンの動きがさらに高速化、アダプティブトリガーによって糸で動くときの躍動感が上昇など。

特にファストラベルに関しては下のポストにある動画を見てもらえれば凄さが分かると思います。

ロード画面なしも十分すごいのですが、ファストラベルする場所を自分で自由に選べるのがまた驚愕ですよね。これは本作でしか味わえない体験でしょう。

グラフィックに関してはデフォルトでレイトレーシング(現実の光の反射をゲーム内で実現する機能)が適用されており、特に夜景がとても映えていていいなぁと思いました。

スパイダーマン3が出るとしてもこれ以上綺麗なグラフィック実現できるのか?と考えちゃいますね。

程よい難易度設定で爽快な戦闘

難易度設定はデフォルトの「Amazing」でプレイしてみましたが、簡単すぎず難しすぎず、程よい難易度設定で非常に楽しめました。

ゲームで行き詰まったらすぐに難易度を1番簡単なものにする筆者でも、このゲームならトライアンドエラーを繰り返すことに楽しみを見出すことができたほど戦闘が楽しかったです。

アクションが爽快で敵をなぎ倒していく無双ゲームのような戦闘もありつつ、ボス戦ではしっかりと相手の攻撃をパリィして立ち回らないと勝てない硬派な戦闘もあるので「戦闘つまらないなー」と感じたことはあまりありませんでしたね。


特にパリィは決めた時がすごく気持ちいいので「わー!楽しいー!!」って思いながらずっとパリィしてた時も笑


もちろん本作はピーターとマイルズの二人を操作することが可能で、同じスパイダーマンであるのにも関わらず全く違う戦い方ができるのでその違いも楽しめましたね。本当に飽きがなかったです。

ただ、厄介な雑魚敵の出現頻度はもうちょっと少なくしてもいいのかなとは思います。もちろんパリィすればいいだけの話なのですが、まだ操作に慣れていない序盤から登場するのでどうしようもないんですよね。

ちゃんと意味のあるステルスアクション

本作には戦闘以外にもステルスで敵を倒すこともできます。

正直最初は「こんなのおまけ程度でしょ」と思っていたのですが、実際に敵の拠点をステルスで攻略したときは、まるでアサシンクリードオデッセイの砦を攻略しているときのような緊張感があり非常に楽しめました。

敵の頭上に糸の橋を作って、上から敵を奇襲したり…。

バレずに攻略できると敵の増援が来ないというメリットもあるので、敵が多すぎて爽快感に欠けてしまわないような工夫でもあるのかなとも思いました。

圧倒的なキャラクターの描きを持つストーリー

本作は前作「スパイダーマン1」とスピンオフ作品「スパイダーマン マイルズモラレス」の続編となるお話で、それぞれ主人公だったピーターとマイルズの2人が主役となる、いわゆるW主人公です。

となれば私のようなシリーズ初プレイの人は置いてけぼりにされるのではないか?と思うかもしれません。確かにストーリーの随所では「馴れ馴れしいキャラだけど前作とかで登場してたんかな?分からんな……」と思うことがあったり。

ですが用意されている「前回までのあらすじ」をしっかり見て、主人公と登場するキャラクターの関係性を1つずつ理解すれば、シリーズ初プレイでもストーリーを楽しむことができました。

明るい雰囲気がどんどんと曇っていき、心苦しい場面もありながら、仲間と共に頑張ろうとする主人公たちの行動は一貫して「ヒーロー」として描かれているので、とても魅了されましたし感動も止まらなかったです。

特に推したいのは二代目スパイダーマンのマイルズ・モラレス。彼はスパイダー業(スパイダーマンとして活動することを言います)はもちろんこと、大学での学業と特別な相手との恋愛を同時にこなしています。

私事なのですが、この学業と恋愛の両立というのが自分自身にも当てはまり、架空のキャラクターだとしても難しい両立をした上で街を救うヒーローとして頑張る彼の姿には本当に尊敬できるかっこいい人として印象に残りました。

誰にも優しくて、頭も良くて、自分は初代スパイダーマンのピーターは越えられないと考える謙虚さを含め、本当に何もかもがかっこいい。

マイルズの人物像があまりにも好きで、本作をクリアした頃には彼が主人公を務めた「スパイダーマン マイルズモラレス」をPS5に速攻ダウンロードしたほどです。

ゲームのキャラクターにここまで感情移入したのは、ゼノブレイド3以来なのですが、本作に関してはリアルの生活にも通じるところがあるのでモラレスの姿は自分の目指すべき指針となりました。本作の圧倒的なキャラクターの描きは圧巻です。

惜しかったところ

基本的には全てが満点の作品だと思います。ただ惜しかったところがいくつかあるので紹介したいと思います。

不必要なポリコレを感じることがある

メインストーリーでは一切感じなかったのですが、一部のサブクエストで不必要なポリコレを感じました。

同じポリコレでも、耳が聞こえないのサブクエストは非常に良かったと思います。の立場になれるよう特別演出が挿入されており、同じポリコレでも上手にゲーム体験と結びつけていたのが印象的でした。

ですが、ゲイカップルが登場するサブクエは「流石に不必要なポリコレじゃないか?」と感じます。

これはあくまでも私の意見なのですが、そもそもLGBTを差別せずに一緒の視点で見ていこうっていう意識であるはずが、コンテンツにそぐわないものであるのにも関わらず無理やりLGBTをぶっ込んでくるのはむしろ差別なんじゃないかと思うんですよ。

同じ視点で見るべきというのなら、特別視しないということです。なのに結局無理やりぶっ込んでるなら本末転倒じゃないかと思います。

だからこそ本作の不必要なポリコレはゲームとして惜しいポイントになってしまいました。

作品のボリューム自体はそこまでない

正直、作品のボリュームはやり込み要素を全部やり切った上でも物足りないかなぁと感じました。もちろん1つ1つのアクティビティは満足感があって楽しいんですけど、質が良すぎるがあまりに量に不足が出ています。

比較対象として「ウィッチャー3」を例に挙げると、この作品はアクティビティの質と量のバランスが非常によく長い時間楽しめました。

本作にもそういうのを求めていたのですが、意外とボリュームがなかったので残念というよりも惜しいと感じましたね。


とはいってもスカスカってわけではないから普通に楽しめるよ


まとめ

レビューは以上となります。

PS5独占タイトルなこともあってか、これまでなかったゲーム体験ができて本当に楽しかったです。

PS5を買ったらぜひプレイしてほしい作品の1つになりました。

ここまで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。