ツイッターやネット掲示板を見れば「小島監督なしでメタルギアは成立しない」とか「KONAMIに金がいくなら買わない」なんていうことが平気で書かれているのですが、小島監督が好きではなくメタルギアが好きな私としては本当に悲しい。
MGS3は今やっても面白いゲームであることに間違いはありませんが、時代が経てば経つほど見劣りするのは誰もが分かることでしょう。そしてそうなっていけばこれからMGS3をやろうとする人が減り、MGSシリーズそのものがゲーマーの記憶から無くなっていくのも目に見えています。
だからこそ、これから生まれるゲーマーたちにMGSがどれだけ素晴らしいゲームなのかを伝えた上でやってもらう必要があるのです。そのための第一歩が「MGSΔ」なのではないでしょうか。
なのに古参ファンたちは「小島監督」という名でMGSΔを批判する。「小島監督が残したものを汚すな」「小島監督ならもっと上手く描く」「小島監督に金が一銭も入らないからクソ」などなど。
そして「批判するな」というと「俺たちの『小島監督が作るゲームがやりたい』っていう希望はどうなるの?(実際にTwitterで呟かれていました)」なんて言ったりするのですが、そういうことじゃないんです。
もうどう足掻いても小島監督がメタルギアソリッドに関わることはないし、できません。そのことを監督自身が1番にそれを理解しているのです。だからデススト2や全く新しいゲームの開発に尽力しています。
そして監督のことが本当に大好きなら、その監督の“理解“を理解してあげることがファンとしての務めではありませんか?
その“理解してあげること“が小島監督のこの言葉にもつながっていくわけですね。
KONAMIを批判したくなる気持ちもわかりますし、小島監督の偉大さも重々承知です。しかしこれからの世代にもメタルギアを伝えるには、やはりMGSΔの存在は欠かせないモノだと私は思います。
現在、私はエミュレータを通じてMGS1〜3をプレイしていますが、本当に良いゲームです。だからこそこのMGSΔは本当に楽しみで仕方がありません。