この前、ニーアオートマタのレビュー記事を書いてから、すっかりニーアのファンとなってしまった筆者。
せっかくならもっと別の形でニーアを楽しみたいなと思い、とある2つの作品を衝動買いしてしまいました……w
はい、そんな衝動買いしたものというのは、ニーアオートマタ小説版の“長い話”と“短い話”です!(相変わらずスタイル抜群だなぁと思わせてくれる表紙w)
というわけで、2日で両作品を全て読んでみたので、この記事ではそれぞれの感想を書いていこうと思います。
それではどうぞ。
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ニーアオートマタ小説版感想
ニーアオートマタ長イ話:説明(Amazonから引用)
アンドロイドが人類の栄光を夢見るとき、
機械生命体はヒトのユメを見るか?
著者:映島巡、監修:ヨコオタロウで贈るPS4ゲーム『NieR: Automata(ニーア オートマタ)』の長編ノベライズ。
ゲーム本編裏側のエピソードを語りながら、各キャラクターの知られざる心情を浮きぼりにする。
ニーアオートマタ短イ話:説明(Amazonから引用)
アンドロイドが人類の栄光を夢見る遥か昔から、
魔法実験兵器は転がり続ける。
著者:映島巡・ヨコオタロウ、監修:ヨコオタロウで再び贈る、PS4ゲーム『NieR: Automata(ニーア オートマタ)』の中・短編小説集。
転載収録作品『プロメテウスの火』『記憶ノ檻』『衛星軌道基地バンカー観察日記』『小サナ花』『静カスギル海』『記憶ノ棘』に加えて、
「エミールの楽しくも哀しい不退転のエピソード」、舞台ヨルハ原作「A2の知られざる物語」新規書き下ろし中編2編を含む「短イ話」の結晶体。
小説版ニーアオートマタ/長い話
ではまずは、長い話の感想から。
“長い話”は本編と同様に、2Bと9Sの視点で描かれる1周目のストーリー、そして3周目のC・D・Eエンドまでしっかりと小説化されています。
ただし、ゲーム本編と全く異なる点としては、作中ほとんど語られることのなかったキャラの「心情描写」や、ゲーム内では意味深だった発言の裏側なども緻密に描かれているんです!
キャラの心情描写というのは、例えば、あまり立ち位置が分からなかった“アダムとイブ“にも当てはまるのですが、これが本当にすごくて、
読むと、「あぁだからそういうことをしたのね」と納得できるところが多々あって面白いんです…笑
心情描写という小説だからこそできる描き方をしていて、非常に読み応えもありました。
また、重要なものならサブクエストの内容も収録されていますので、少ししか本編をプレイしていない方は「斬新さ」も感じると思います。
最後まで読んだからこそ言えますが、“長い話“は本編をより面白くし、理解をより深められるような内容であると断言できますので、
ニーアオートマタという世界にどっぷり浸かりたい方には読むことを今すぐにでも勧めたい!
正直、“ゲーム本編+長い話“でニーアオートマタという物語が完成するんだなと感じるほどの、いい意味で“狂ってるクオリティー“でしたし、読む価値は大いにあると言い切れます。
ちなみに、Eエンドのラストはゲーム内では語られていないことがたくさん書かれていたり、ポッドの心情が本当に熱いから、そこ目当てで買うのもいいかも!!
小説版ニーアオートマタ/短い話
こちらはどちらかといえば、ニーアオートマタの番外編です。
A2の過去や、2Eは今までどのように9Sを処刑し、どのように思っていたのか。こんなことが本作で明らかになります。
また前作であるレプリカントから引き続きニーアオートマタの世界にも登場していたエミールのちょっとだけ切ない話や、ヨルハ機体H型である「10H」のお話も収録されており、ボリューム的には大満足。
あとこれは完全な筆者の感じ方ですが、“長い話”よりもこの“短い話”の方が、より斬新さがあってよかったなぁと思います。(とはいえ、長い話のような“読みやすさ”にはどうしても欠けちゃいますが)
短編が何個も収録されている形なので、就寝前やコーヒーブレイクなどの一服時に読んでみると、気分転換になるかもしれないですね!
注意点として、“短い話”に関しては、ゲーム本編クリア後に見ることをオススメします。そうじゃないと多分不可解な点が多すぎて困惑すると思うので…笑
最後に
というわけで、いかがでしたか?
いやぁ、実を言うと初めてゲームが元になった小説を買ったんですけど、すごくいい買い物ができた気がして本当に良かったです。
みなさんもゲームの息抜きに読んでみては?
最後まで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。