さて、今年もいくつかで終わりますが皆さんゲームは楽しんでいますか?
筆者は今年最後ということであの“サイバーパンク2077“を購入しちゃいました。
で、してみたんですけど……これ、色々な意味でヤバい。本当に10年に一度出るか出ないかレベルの神ゲーだと筆者は感じました。
それではどうぞ。
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サイバーパンク2077/レビュー
ウィッチャー3を手がけたCDPROJECTREDが贈る、8年もの月日をかけて完成したゲーム“サイバーパンク2077”は、
発売当初こそは「まともに動かない(PS4)」・「バグが多い」などの問題で炎上していました。
しかし、1年経った今ではほとんどの問題が解決しています。だからこそ筆者としては、いちゲーマーとして「再評価されても問題ないゲームなのではないか?」と思っているんですよね。
なので、今回はこのサイバーパンクが一体どのようなゲームなのか、そして今でも残っている問題点はなんなのかを皆さんに紹介したいと思います!
レビューの前に、軽く本作の世界観について話しておきましょう。
舞台はナイトシティと呼ばれる仮想の近未来の街が舞台で、そこには職業犯罪者“ランナー”、いわゆるチンピラやプロフェッショナルとなり、上へ上へと成り上がっていくのがサイバーパンクの世界の掟。
主人公であるVも、実は仕事や依頼という形でハッキングや盗み、時には人殺しを行い、相棒と共に成り上がっている身なんです。
すごい世界観ですよね
対応ハード | PS4/5、XBOX Series X/S、PCダウンロード |
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それではレビューへ。
他のゲームのマップとは全く違う別次元の作り込み
まず筆者が序盤の序盤で、一番に感動したのは“異次元をゆくマップの作り込み”。
こういうと、「他の同じようなゲームと変わらないでしょ」とか「オープンワールドなんだから当たり前でしょ」と思う方もいるかもしれません。
確かに、本作は細かい作り込みの点で見れば十分にすごいですが、変わり映えはしないでしょうね。
しかし、それでも既存のオープンワールドと全くと言っていいほど違うのは、横だけではなく縦の風景も緻密に作り込まれている点です。
比較として、アサシンクリードオデッセイというゲームは、当時の古代ギリシアの美しい風景を見事に再現しており、筆者のど肝を抜いた傑作であるのですが、
古代という設定の都合上、上を見上げたところで見えるのは“綺麗な空“のみでした。
ところがどっこい、本作の舞台である“ナイトシティ”は上を見上げれば上層ビルが立ち上り、高速道路が複雑に入り組んでおり、街が見え、そこには人が必ず住んでいます。
住んでいるだけではなく、ちょっと耳を傾ければしっかりと内容のある会話をしている。
また、このナイトシティは犯罪者がうじゃうじゃといるような街なので綺麗な街並みだけではありません。路地裏には平気で落書きがされていたり、犯罪行為がなされていたりもします。
このような縦横すべての方角で細かい点にこだわったマップデザインこそが、ナイトシティの世界観を表すのにすごく重要なものとなっており、
プレイヤーの新たな体験を提供してくれている一つの要素になっているんですよね。
ちなみに、車やバイクで高速道路を走らせれば、走っているだけでもついつい楽しくなってしまうのは自分でも驚きました…w(もはやドライブゲーですね)
既存のゲームも“歩いているだけで楽しい”というのはありますが、本作はもう全く違うんですよ。“歩きたくて風景を見たくて仕方がない”ぐらいのレベルなんです!
中にはジャパンタウンという名の通り、日本を題材としたところもあるぞ。感慨深いよな……
10時間プレイしただけだが……ストーリーに引き込まれる
何百時間もプレイするサイバーパンクファンの方に
「ほんの少しプレイしただけでストーリーを語るのはおかしいだろ!」と言われても仕方ないのは承知していますが、いちゲームブロガーとして言わせてください。
たった10時間プレイしただけですが、一章から二章までのストーリーのもっていき方が完璧すぎて序盤から泣きかけました……(冗談抜きで)
ネタバレなしで具体的に言うと、最初は
あぁこんな感じね。ナイトシティなかなか良いねぇ相棒さん。
と呑気に思いながら物語を進めていたんですよ。ですが、どんどん物語に引き込まれていくうちに
ちょ、、それはいくらなんでもやばくない…?ってちょっと相棒!?!?
といった感じで、もはや“引き込まれる”の次元を超えて、気づけばナイトシティにいる主人公Vとして筆者が存在していたことに、すごく驚いたんです。
これは僕がやってきたゲームの中では初めての経験だったので、もうゾクゾクが止まりませんでした…。
しかもこれ序盤に近いところでこんな引き込まれるからヤバいんですよね。
一人称を強制しているからこそ生まれる没入感
また、ストーリーに引き込まれる1つの要因としては、一人称を強制している点にあると思います。
もちろん三人称を追加してほしいプレイヤーがいる中、開発がそれでも一人称を強制しているのは、反発が起こっても仕方がないことですが
強制しているからこそ、プレイヤーはナイトシティに確実に存在する“人”として生きることとなり、それが結果的に他のゲームにはない大きな没入感を生む秘訣となっているんですよね。
実際として、筆者がここまでこのゲームのマップの作り込みに気づけたり、ストーリーの引き込まれたのは一人称だったからだと思います。
3人称派の方を否定するわけではありませんが、1人称だからといって食わず嫌いでやらないのは本当にもったいない気がします。
序盤の戦闘は楽しくないかも
あくまでも僕個人の抽象的な意見なのですが、サイバーパンク2077は序盤の戦いが楽しくない人もいるかもしれないということを、ここで伝えておきます。
本作のようなオープンワールド型のゲームは戦えば戦うほどに自分が強くなって、どんどん戦闘が楽しくなってくるのですが、いかんせん序盤は
- HP少ない
- ピストル弱い
- ステルスは意外とすぐに気づかれる
この三つの三拍子が揃ってしまうため、ゴリ押しでもしない限り勝てる見込みは、ほとんどないんですよね。
“もっと慎重に動いてステルスキルをする“などの戦略もあるけど、脳筋の筆者は凸ってすぐにやられることがしばしば……
とはいえ、これはノーマルモードでの話ですので、イージーモードなら大丈夫だと思います。(多分)
何よりも序盤が苦しいだけであって、ちょいちょい進めれば良い武器が手に入ったり、ステルスキルもしやすくなるので戦闘の楽しさがグッと向上するのは良いなと思いました。
スライディングを挟んで腰撃ちで敵をめった撃ち……。こんなテクニシャンな戦いができるのも本作の魅力ですね(動画参考)
サイバーパンク2077の戦闘シーン。(毎度のごとく画質↓)
— ハンバグ@ゲームブロガー (@Hanbagu_Blogger) 2021年12月13日
これ本当に面白くて、銃撃戦の楽しさが半端ない。
ただ感度をしっかり合わせておかないと、エイムがブッレブレになるので注意。シューティングゲームのようであるものの、結局はないような感じです。 pic.twitter.com/Nz9M8oHy8L
ただ、上のツイートにもありますが、感度をしっかり自分とマッチしたものに合わせないと動画内のようにエイムがブレてしまうので注意です。
惜しいと思ったところ
というわけでひとまず、本作の良いところや魅力について存分と語ってきましたが
惜しいなぁと思ったところもありましたので、それらも勿体ぶらずに話していこうと思います。
登ったり、滑空することができない
冒頭でお話しした通り、本作はマップの作り込みが非常に長けており、ゲーマーならつい見惚れてしまうデザイン性を筆者は好評していました。
だからこそ巨大ビルに登ったり滑空をしたかったのですが、本作にはそのような要素は一つもありません。
世界観に合わない……ということはないと思うんですが……。
特に登ることができないのは100歩譲って分かりますが、滑空ぐらいはできて欲しかったなぁ。(要求スペックが上がるため?)
車・バイクのエディットができない
地味なことではありますが、高い値段で買った愛車の「色やバンパーが変えられない」というのは微妙なところでした。
必死になって金集めをしてせっかく買った新車なのに、カスタマイズができないとなると結構萎えるのは筆者だけではないと思います。
ただこれはすぐにアプデで解決しそうな気はします。
というか解決してほしいですw
まとめ
サイバーパンク2077は確実にオープンワールド型ゲームの制作ハードルを高くし、将来的なゲーム史に深く残るような作品になったと考えます。
特にマップデザインは、もはやどのゲームでも超えられないような「秀逸さ」があり、ずーっと歩いても、ずーっと走っていても飽きないという異次元のレベルにまで到達していることには誰もが驚くことでしょう。
そして、ウィッチャー3からの反省点から、“ストーリーは簡略化“、戦闘は“より戦略的な戦い“ができるようになったことで、ゲームプレイにおいても非常に高い満足感を感じることだと思います。
発売当初は、主にコンソール版でのユーザーからの不満があがり、PSストアにてダウンロード販売を休止するという事態にまで発展したのは事実です。
しかし数度のアップデートを得て、現在ではすべてのプラットフォームで安定性がかなり向上しました。
まだ本作をプレイしていない方はもちろん、プレイしたものの離れてしまった方は、この機会にナイトシティへ行ってみてはどうでしょうか。
ナイトシティで待っていますよ。ここまで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。