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【ゼノブレイド3】追加ストーリーが後日談だとすれば?どのようなストーリーになるのか考察

さて、前回の考察記事では「ゼノブレイド3のDLCは前日談と後日談のどっちであるのか」について考察し、結果として「後日談である」と結論付けました。(もちろん確定事項ではありません)

というわけで今回は追加ストーリーが後日談であると仮定するなら、どのようなストーリー展開・ゲーム性になるのかについて考察してみることにします。

※ネタバレ注意

本記事には一部作品のネタバレを含みます。ストーリーをクリアしてない人はブラウザバッグ推奨です。

ストーリーを考察する前に

まずはストーリーを考察する前に、おおよその設定から考察していきましょう。

主人公はだれ?

追加ストーリーの主人公はいったい誰なんでしょうか?

結論としては、おそらく本編と同じくノアになると考察しています。

DLCのパッケージ絵(メインビジュアル)を見てもらえれば分かりますが、明らかにノアの剣が大地に刺さっており、

公式からも「ノアのブレイドが意味するものとは…」という明言されているので主人公がノアであることはほぼ確定でしょう。(ちなみにNの剣でない理由は“後日談である理由“にて書いたので参考にしてください。)

しかしながらここで疑問が浮かびます。エンディングでノアは剣を海に投げてしまったのに、それを再び手にすることはできるのでしょうか。

私としては再び手にすることは可能だと予想しています。というか、手にしないとノアたちの記憶が復活するキッカケがなくなるので手にしなければなりません(記憶の復活については後ほど記述)。

再びノアが剣を手にする理由としては、「ラストシーンの描写」から推測しました。あの描写は消滅したはずのアイオニオンで響かせていた笛の音が1世界で引き継がれたことを示唆しており、なんらかの形でアイオニオンの出来事が1世界や2世界に転生したことを表しています。

もちろんそれは、ノアのブレイド(ラッキーセブン&終の剣)も例外ではなく、海に投げたとしても1世界に存在する可能性を高めているんです。

そして仮に存在しているのなら、ミヤビのように笛の音と共鳴して終の剣がノアやミオがアイオニオンの出来事を思い出させてくれるはず。だから復活のキッカケのために後日談には「終の剣」が必要なんです。

敵はメビウスA(アイオニオン)

追加ストーリーが後日談である理由には書きませんでしたが、仮に後日談だとして問題になってくるのが「敵は誰になるのか」という点です。

結論から言ってしまうと追加ストーリーの敵は世界の融合が解け、存在しない世界となってしまったアイオニオンが抱える“想い“で生まれたメビウスAと予想しています。

本編では登場することのなかったA(エー)ですが、それはア(A)イオニオン自身だったからであり、本編においては消えることのない存在であったから登場しなかったと仮定します。

でも世界の融合が解ければ、自ずと存在しない世界となってしまいアイオニオンからすれば「消えたくない」「存在し続けたい」という想いが出てくる。その想いはメビウスAとなり敵として登場するのではないでしょうか。

実際として、アイオニオンには「このままの世界でいい(ノアが言っていた「留まりたい者」)」と思う住民がいたそうですから、それが想いとなる可能性は否定できません。また、わざわざノアがそのようなことを思う住民について触れているので重要なのかなと感じますね。

どのみち、未来を恐れる想いで生まれたZの対となっているAも倒すべき相手であることに間違いはなく、とんでもない力を持っていることでしょう。

ストーリー進行について考察

ではここからは本筋であるストーリー進行について考察していこうと思います。

考察といっても、出会い方やフィナーレについては妄想ありきな部分があるのでアテにはならないと思いますが、大雑把でも後日談のイメージさえ掴んでもらえれば大丈夫かなと思います。

物語の始まりはラストシーンから始まる(8話)

ゼノブレイド3の本編もそうでしたが、物語の始まりは幼少期ノアのシーンで始まりましたよね。

追加ストーリーも同じように笛の音に微笑み、消えてしまった幼少期ノアのシーンから始まると考えられます。そして消えてしまったノアに対し今度は別世界で生きるミオ(幼少期)が描かれるのではないでしょうか。

幼少期のミオが描かれると考える根拠は2つあって、まず幼少期ミオのデザイン絵が考案されていたことにあります。

残念ながら本編では没になってしまった上の幼少期ミオですが、描かれていたということは「何らかの形で登場するつもり」であったことが考えられるでしょう。初めから幼少期時代の構想がなければ描かれないはずです。

そして2つ目の根拠としては、露骨に幼少期時代が描かれていないことにあります。

ノア、ユーニ、ランツは訓練時代から共にいた仲間だったので幼少期時代が描かれていましたが、ミオやセナ、タイオンはある程度成長してから同じ班になったと本編で明かされており、幼少期時代は描かれていません。

セナやタイオンはまだしも、ミオに関してはヒロインであり、レックスやニアの子供であることが噂されるほど幼少期時代に謎が多い人物ですから描かれないことには違和感を覚えます。

ミオは娘ってことでよろしいですか、ニアさん?

要するに、本編は主人公である「ノア」に着目して幼少期時代を描いたのに対し、DLCではヒロインである「ミオ」に着目して幼少期時代を描くのでないでしょうか。

そうすることでレックスやニアの親としての姿を描くこともできますし、ニアの意味深な伏線も回収できます。また、それは大いなるファンサービスになることに間違いありませんよね。

終の剣によって記憶が復活して再会を果たす(9話)

そして時がたち本編と同じくらいの年齢になった頃、ノアやミオの心の中で「知らないのになぜか自分とは違う世界に会いたい人がいる」という想いが芽生え、それぞれシュルクやレックスたちに協力を依頼するのではないでしょうか。

シュルクは置いておいて、レックスに限っては「困ってる女の子を放っておけない主義」であるので自分のかわいい娘のお願いなら、言ってる意味がよく分からなくても「じゃあ見つけよう!(にっこり)」と言ってくれる気がします。

そうなればここからはムービーではなく主にクエストで物語を進めていくことになるでしょう。それぞれの世界でプレイヤーはクエストをこなし、どうやったら再会できるかを模索していくと思われます。

ノアパーティーにはシュルクが、ミオパーティーにはレックスがヒーローとして参加し、行く手を阻む敵との戦闘で一緒に戦ってくれたら嬉しいですね。

そして月日が経って、ノアもしくはミオが自分の持っている笛を鳴らしたとき、終の剣がその音に反応して記憶を復活させる。それがさらなるキッカケとなり1世界と2世界が本当の意味で融合し、ニアが言っていた「いつか共に歩める日」がくるのではないでしょうか。

ちなみにこの場面はまさしくDLCのパケ絵にある大地と予想しています。あそこがメビウスによる融合ではない本当の融合(もしくは自由に行き来できるようになる)によって出来上がった大地の中心だと思います。

メビウスAを倒し、戦う必要がなくなったので三本の剣を大地に刺して終了(10話)

しかし融合してしまったことで、メビウスAがついに姿を現すように。

もちろんノアやミオはそれに対抗しますが、おそらくミオたちの攻撃は効かず、赤い剣を持つシュルク・レックス・ノアでなければ倒せない敵だと予想しています。

これは深い意味というよりはエモい感じを出させるためですかね。歴代主人公が協力してラスボスを倒すシーンは100%盛り上がると思いませんか?

そうして決め台詞を言ってメビウスAを打倒。

これにより勢力が強い敵もいなくなり、1と2の世界が平和に融合したことで戦う必要がなくなるので、シュルク・レックス・ノアは大地に剣を刺して「戦いの終わり」を証明するのではないでしょうか。

少なくともノアに関してはそういった「戦いの終わり」を意味するものだと思います。実はTwitterですでに呟いたのですが、ゼノブレイド3のノートVol6で書かれている「ノアのブレイドが意味するもの」というのは「ノアの『戦いからの解放』」なのではないかと考察しています。

上記のツイートを見てみて欲しいのですが、初代や2は剣を大地に刺すビジュアルが本編中にあるのに対し、3だけは何故か剣を刺すビジュアルがDLCオンリーとなっているんですね。

いったいゼノブレイドにとって「大地に剣を刺す行為」がなんの意味であるのか、具体的にはわかりませんが、仮に剣を刺す行為が「戦いからの解放」なのであれば初代と2だけ刺さっている理由に辻褄があうんです。

初代や2はどちらともハッピーエンドで終わりました。つまり、戦いから正しく解放されたという見方ができます。

対して3はどちらかといえばビターエンド。確かに日時計の呪縛が解けて戦いからは解放されましたが、ノアだけは歴代主人公と違って自分の剣を手放しています。実はこれが大事で、見方によってはこの剣を手放した行為が「戦いから逃げ切れた(逃げた)」というふうにも取れると思いませんか。

例えばシュルクは戦いから正しく解放されたため、むしろ自分で剣を作っていつでも戦えるようにしていますし、レックスもまたホムヒカが復活したことで剣の所有者となっています。つまり剣を正しく持つものは大地に剣を刺す権利を持っていると言い換えることができるのです。

しかしながらノアは最終的に自分の剣を手放してしまった。だから大地に剣を刺す権利が持てず本編中に剣を刺すビジュアルが作れない。

よって、DLCでは再び剣を手にし、これからの世界を守るために剣の所有者となって大地に剣を刺す権利を持つのではないでしょうか。それがまさに「戦いからの解放」です。

ゲーム性はどうなるか

予想としては、7人PTのキャラを自由に選択できるようになるorヒーローも操作できるようになるのではと思っています。

ゲーム性の広がりはイーラと同じようなものとして考えていいでしょう。本編では操作できなかったブレイドが、イーラでは操作できるようになったように、3のDLCも操作できなかったヒーローが操作できるようになると考えられます。

また、マップデザインは私が考察したように2つの世界を行き来する物語ならば、3で巨神界やアルストを旅できるようになるかもしれません。

巨神界はともかくアルストは雲海がなくなってからどうなったか明らかになっていないので、このタイミングで明らかにする可能性がありますね。

まとめ

それではまとめます。

  • 主人公は変わらずノア
  • 追加ストーリーは8話〜10話。ミオの幼少期時代から再会、メビウスAの撃破までを描く
  • ヒーローを操作できるようになる可能性が高い。もしかしたら巨神界やアルストを旅できるようになるかも

ここまで読むとトータルで4000文字ぐらいですね、長い時間お疲れ様でした。

ほんっっっっとうにDLCが待ち遠しいです。ぶっちゃけた話、これでゼノブレイドは一旦区切りがつくわけですから、設定を重視するよりもファンサービスを意識した追加ストーリーの方がいいな〜と思いますね。

感情論でモノを話すのは嫌ですが、シュルクやレックスは最終的に幸せになったのに対して、ノアやミオだけ切ない終わり方をするのは、モヤモヤしませんか!笑(個人的には六氏族の謎やノアの謎よりもモヤモヤします)

高橋監督がいったいどのような追加ストーリーを仕上げてくるのか、非常に楽しみですね。

おそらく6月のニンテンドーダイレクトE3で内容を含めた詳細が公開されると思うので、あと約8ヶ月を気長に待ちましょう!

ここまで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。